堂島ロール商標権侵害訴訟 パクった側が勝訴

オリジナルの方が、知的財産権の登録をしていなかったばかりに、

真似されて苦労している事例です。

 

 

堂島ロール商標権侵害訴訟 パクった側が勝訴

堂島ロールが、商標権侵害で堂島プレミアムロールを提訴

2016年4月に堂島ロールを販売するモンシェール社は、堂島プレミアムロールという類似商品を販売して不当な利益を得ている、商標権が侵害されているなどとして、販売業者である堂島プレミアム社と取締役などを被告とし大阪地裁に提訴しました。

 

モンシェール社は、商標権の侵害を根拠として、堂島プレミアムにロゴマークの使用差し止めと1億円の損害賠償金を請求していたのです。

その判決結果が2018年4月17日に出されました。

 

結果は、モンシェール社の請求を概ね認める判決内容となっています。裁判所はロゴ使用を止めることと、商標権を侵害して不当に得た利益であると考えられる3426万円の支払いを命じました。

 

商標権が侵害されるとは、登録商標に類似する商標をつけて使用したり販売したりして利益を不当に得ることを指します。

堂島プレミアムロールの商品はモンシェール社の販売する堂島ロールと出所混同を生じるほど紛らわしく、消費者が混同して購入するなどしてしまうことを裁判所は認めています。

 

外観・呼称・観念の3要素を勘案して商標や役務が似ているとしました。

消費者が混同して購入することを意図して販売していたとうかがえると判断されています。

 

 

実は、堂島ロールの方がパクリだった

2018年4月17日大阪地裁判決は、モンシェール社の堂島プレミアム社に対する商標権侵害を概ね認める判決内容となっていますが、モンシェール社の堂島ロールが自社のオリジナルかというと少し違うようです。堂島ロールは2003年ころにホテルアンビエント堂島の総料理長であった有田逸郎さんが考案しその施設内のモンシュシュで販売していたロールケーキが基になっていると思われます。

 

モンシュシュの従業員の一人の金さんが独立してモンシェール社を設立し、有田シェフのレシピを再現して販売したのが堂島ロールです。

そして、モンシェール社は2007年に商標登録して認められています。モンシェール社のお店も最初は1店舗のみでしたが、日本全国に販売網を広げ、さらに海外にまで進出するに至ります。

堂島ロールは1日1万以上売れる人気商品となりました。

 

つまり、堂島ロールは有田さんが考案したものですが、商標登録し販売を継続して全国展開したのはモンシェール社だということです。

有田さんは、商標登録されてしまった自分のロールケーキに類似の商品名を付けることが出来ず、有田シェフ監修として、別会社のロールケーキの販売を手伝ったり、自分のお店のロールケーキに別名の名前を付けて販売するなどしています。

 

 

 
 
    どうも 
 弁理士 吉田雄一  

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